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AIはすでに投資のインフラへ:構造変化から企業価値を再定義する。

2025年3月14日

【AIはすでに投資のインフラへ:構造変化から企業価値を再定義する】

AI革命はもはや未来の話ではなく、投資の世界をすでに再構築している現実です。AIは一部のハイテク企業だけの専有技術ではなく、あらゆる産業に組み込まれる汎用的なインフラへと進化しています。医療、製造、金融、物流などの分野では、すでにAIが成長の原動力として導入され、事業の中核に活用されています。

生成AIの登場以降、AIは単なる「専用ツール」から、水道や電力、通信網に匹敵するデジタル基盤へと格上げされました。この変化により、企業の収益モデルも大きく書き換えられつつあります。生産効率やデータ分析能力、意思決定のスピードは飛躍的に向上し、投資家の評価軸も従来のPERやPBRから、「無形資産+アルゴリズム駆動」を軸とする新しい価値評価へとシフトしています。具体的には、AIの拡張性、企業が保有するデータ資産の質、モデルの展開力や改良能力などが重視されます。

TAMONクラブでは、AI企業の真の投資価値を理解するために、以下の三層構造で捉えることが重要だと考えています。

1. 半導体・GPU・計算基盤や大規模言語モデルを提供する基盤技術企業

2. 医療、自動運転、金融などの縦型分野でAIを実装する産業応用企業

3. APIやオープンプラットフォーム、知能型インフラを提供するソリューション企業

注目すべきは、市場で高く評価される企業の多くが必ずしもモデル開発者ではなく、AIの用途設計力や大規模実装力を持つ企業である点です。

もちろん、人気が過熱する状況では冷静さが求められます。ITバブルや新エネルギーブームの歴史が示す通り、技術サイクルを乗り越えて長期的に生き残る企業はごく一部に過ぎません。そのため、関連ポートフォリオを構築する際には、技術の商業化の進捗、市場の受容度、政策支援の方向性、データ資産による参入障壁や顧客の高いロイヤルティなど、構造的な防衛力を重視する必要があります。

AIはもはや遠い未来の話ではなく、研究対象の業界や追跡する企業決算、さらには投資家のポートフォリオの中に確実に存在しています。TAMONクラブは今後も構造的な視点とデータロジックに基づき、真に複利を生む長期的な投資機会の追求を続けます。

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